人影のない冷い椅子は

だいたいわーってなって超読みにくい文を書いてます

代替わりをした話

うちのクラブの定期演奏会が終わり、代替わりをした。

わたしたちの代が幹部となる。このあいだ大学に入った気がするのに、時の流れというものは早い。

先輩の期待は重くのしかかり、自分への自信のなさはますます自分を追い詰める。うつを免罪符にするつもりなんてさらさらないけれど、どうなるのか、どうなってしまうのかはなはだ不安である。わたしは幹部代を生き残れるのだろうか。

もちろん楽しいこともたくさんある。楽器を習うことになってもっと高みを目指せる。合奏に自分の好きなように口を出せる。たくさんの楽しい演奏ができる。好きなように宣伝ができる。

けれど、やっぱりこれからの運営側に立つ1年を思うたび心臓が握り潰されそうになる。助けてくれと、もういやだと、叫びだしたくなる。

わたしはクラブを運営したいわけではない。ただ楽しく楽器を弾いていたい。広報になったのも気楽に宣伝ができると思ったからだ。

でも、運営に関わらないわけにもいかないのだ。自分が楽しいだけじゃ、駄目なのだ。わたしたちの努力のもとで後輩たちの「楽しい」がある。なければならない。わたしたちは部の存続のために必死にならなければならない。

腹は決まっているつもりだけれど、まだまだやれることはある。もう一度覚悟をしなければならないのだろう。