人影のない冷い椅子は

だいたいわーってなって超読みにくい文を書いてます

「子供じゃないんだから」

「子供みたいなこと言わないで」「甘えても仕方がないでしょう」そう言われてきたような気がする。ずっと。

 

生まれたときから両親は昼も夜も共働き。鍵っ子。小4で離婚。母親とふたり暮らし。

早熟な脳みそ。同級生の誰よりも早くひらがなを書き絵を描き漢字を書き情報を仕入れ続けた身体。

責任というものを負わされ続けた中高大学時代。吹奏楽で副部長をやりパートリーダーをやり、マンドリンクラブで広報をやり、など。ことばのひとつに責任が乗らないことなんていつあったのかと思うくらいに。

 

心がずっと置いてきぼりになっていた気がする。そのことにやっと気づいた。

死にものぐるいで上を目指し続けた結果が、理性と精神感情の乖離であるということ。精神のケアをしてこなかった。そのツケが今まさにこの精神状態にある。

親ばかりに責任転嫁したくはないけれど、わたしが少しくらい早熟だったばかりに期待をされすぎていたようでもある。小学校に入るか入らないかくらいのクリスマスと誕生日プレゼントは問答無用でハリーポッターの原作だった記憶がある。おもちゃをねだっても与えてはもらえなかったが本はねだれば与えてもらえた。本を読んでそこにある字をそのまま書けば大人を喜ばせることができた。だから与えられた本を読んだ。

いつの間にかトイレでひとりになったときに癇癪を起こす癖が付いていた。涙を押し込めてからトイレを出ていた。癇癪を起こすのもひとりになってから起こしていたのもどうしてなのかわからない。でも小さい頃から周りの機嫌を窺うきらいがあった。

 

ずっと周りを困らせないよう生きてきた。どうしよう、今は周りを困らせてばかりいる。困らせないようにしていたときの感じに戻す方法がわからない。どこまでわがままを言えばかわいいで済むのかも、やってこなかったからわからない。

どうしよう。どうしたらいいのかわからない。自分のせいだ。自分が何もしてこなかったツケが、今このときに回ってきている。そう感じる。みんな自分のわがままとどう付き合っているんだろう。何もわからない。わからないままだ。